背景

 

ハスの花、サメ、ペンギン、ヤモリなどの動物を想像してみてください。これらの動植物がヒントになって、表面の自己洗浄、飛行機に用いるコーティング剤、低空気抵抗・高性能エンジンを備えた自動車、再利用可能な接着剤などの新技術が開発されました。このように、動植物が高性能技術の開発のきっかけになると同時に、すべての動物、植物、菌類、微生物は、大気や水を浄化し、肥沃土や快適な気候を作り出しているのです。私たちは、生物の多様性からの恩恵を受けることで、健康を維持し、食糧を確保できるのです。

しかし、現在、世界各地で、生物の多様性が失われつつあります。地球規模で生態系の破壊や森林が激減しているため、私たちの生活が脅かされています。これは、私たち人類の生活基盤をゆるがす問題です。生物多様性について利用と保全を両立していかにバランスを保っていけるかが、私たちの将来を左右する鍵となります。

国連は、1992年にリオ・デ・ジャネイロで開催された地球サミットにおいて、この問題を強く認識し、190ヶ国以上によるundefined生物多様性条約(CBD)を決議しました。この条約の目的は以下の通りです。

  • 動植物種、生態系、遺伝子の多様性の保全
  • 天然資源の持続可能な利用
  • 遺伝資源の利用から生じる利益の公正で衡平な配分


生物多様性条約(CBD)は、2010年までに生物多様性の損失速度を世界規模で大幅に減少させるという、新たな目標を定めました。

これまで、さまざまな生物多様性条約(CBD)締約国会議で、生物多様性の損失は、その保全と同様、企業活動と直結していると認識されてきました。そして、生物多様性の保全と持続可能な利用を実現するために、企業活動等の民間部門の重要性が強調されました。

ところが、現在まで、企業等の民間部門における生物多様性への取り組みはそれほど多くありませんでした。これに対応するために、生物多様性条約(CBD)第8回締結国会議(COP8)のundefined決議Ⅷ/17では、次のように述べられています。


条約を実施する上で、民間部門との関わり合いはより強化されるべきである。そして、それは、2010年目標の達成に大きく貢献するであろう。


生物多様性条約(CBD)の3つの目標と、次世代に天然資源を保全していくことは、経済、民間部門からの支援とその参加なくしては、実現することはできないでしょう。


ドイツが議長国を務めた、08年5月の生物多様性条約(CBD)第9回締結国会議(COP9)では、190の締約国から5,000名以上の参加し、経済との連携の重要性について、提言を行いました。undefined 決議 IX/26では、経済との協力、連携した活動が、決議されました。


「ビジネスと生物多様性イニシアティブ 'Biodiversity in Good Company'」は、ドイツ生物多様性条約(CBD)議長国としてのプロジェクトであり、国際的に活躍するさまざまな企業が参加しています。

 

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